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こんにちは、すっきりノート編集部です。
久しぶりに押入れを開けたら、こもった湿気のにおい。奥の布団を出したら裏側に黒い点々——押入れは家の中でいちばん空気が動かない場所で、湿気がたまる条件がすべてそろっています。壁が外気に面していることも多く、秋の長雨から冬の結露まで、カビにとっては一年で最も働きやすい季節がこれから始まります。
この記事では、押入れの湿気・カビ対策を5つ紹介します。除湿剤を置くだけでは足りない理由と、「置き方」で効果を最大にする方法です。押入れの収納そのものは押入れを使い切る収納記事にまとめています。
① 床に「すのこ」を敷いて、空気の層を作る
湿気は下にたまります。押入れの床に布団や段ボールを直置きすると、床との接地面に湿気が閉じ込められ、そこからカビが始まります。すのこを敷いて床から2〜3cm浮かせるだけで、下に空気の通り道ができて、接地面の湿気が抜けます。
すのこは木製でもプラスチック製でもかまいませんが、木製は自体がカビることがあるので、時々出して乾かす前提です。ロール式や折りたたみ式なら、全部出しのときに動かしやすく、来客用布団の下敷きにも兼用できます。
② 除湿剤は「下段の隅」に置く。上に置いても効かない
除湿剤を買ったのに効かない、という家の多くは置き場所が上段です。湿気は空気より重く下にたまるので、除湿剤は下段の、できれば奥の隅に置くのが基本。上段と下段に1つずつ置けるならなおいいですが、1つなら下です。
タンク型の除湿剤は、水がたまったら交換。満水のまま放置すると効果がないだけでなく、倒すと中身がこぼれます。交換のタイミングを忘れないよう、衣替えの春と秋に合わせて見直すと運用が続きます。炭や重曹の消臭剤は除湿力が弱いので、湿気対策としては除湿剤と分けて考えてください。
③ 壁から5cm離して、詰め込まない
押入れの奥の壁は、外気で冷えて結露しやすい面です。荷物を壁にぴったり付けると、壁との間の湿気が逃げず、荷物の背面からカビます。壁から5cmほど離して置き、荷物と荷物の間にも隙間を残すのが鉄則。詰め込みすぎた押入れは、空気が動かない箱になります。
目安は容量の8割まで。入りきらない物があるなら、それは押入れの湿気を悪化させる原因でもあるので、圧縮や手放しで減らす方向に。奥行き75cmを手前と奥で分けて使う方法は、押入れ収納の記事で紹介しています。
④ 週1回の「扉開け」と、季節ごとの「全部出し」
いちばん効く湿気対策は、実は換気です。週に1回、晴れた日に押入れの襖を左右両方とも開けて、部屋の窓も開けて1〜2時間空気を通します。扇風機やサーキュレーターを押入れに向けると、奥まで空気が入れ替わります。
年2回、衣替えの春と秋に中身を全部出して、床と壁を乾いた布で拭き、すのこと除湿剤を点検します。このときにカビの黒い点を見つけたら、広がる前に消毒用エタノールで拭き取る。全部出しは面倒ですが、押入れの寿命と布団の寿命を両方延ばします。
⑤ 布団は直置きせず、ケースか圧縮袋に入れて立てる
押入れの中でカビの被害を最も受けるのが布団です。布団は寝汗を吸ったまましまわれるので、それ自体が湿気の発生源。しまう前に必ず干して、通気性のある布団ケースに入れて立てるか、シーズンオフの物は圧縮袋で密閉するのが安全です。
ビニールの袋に入れっぱなしは逆効果で、中の湿気が逃げずにカビます。布団のしまい方は布団・寝具の収納記事を、毛布類は毛布・ブランケットの収納記事を参考にしてください。
まとめ:浮かせて、離して、動かす
押入れの湿気・カビ対策は、①すのこで床から浮かせる ②除湿剤は下段の隅 ③壁から5cm離して8割まで ④週1の換気と年2回の全部出し ⑤布団は干してケースに、の5つ。共通するのは「空気を動かす」ことです。除湿剤を1つ置いて安心せず、まずは今週末、襖を開けて風を通すところから始めてください。
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よくある質問
Q. 押入れの壁にカビが生えてしまいました。賃貸ですがどうすれば?
A. 表面の軽いカビなら、消毒用エタノールを布に含ませて拭き取り、乾かします。塩素系の漂白剤は壁紙や木部を傷めることがあるので、目立たない場所で試してから。広範囲に広がっている、拭いても戻る場合は、管理会社に早めに相談した方が、退去時のトラブルを防げます。
Q. 除湿機を押入れに使うのは効果がありますか?
A. あります。梅雨や長雨の時期に、襖を開けて除湿機を押入れに向けて数時間運転すると、除湿剤では追いつかない湿気を一気に抜けます。毎日でなくても、週1回の換気日に組み合わせるだけで十分です。


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